4月の目次

毎月末日は『目次の日』となっとります。

4月1日 (月) 地下鉄丸ノ内線 ■ふと思ったこと
4月2日 (火) 思いつきで終わらせないこと ■メモした言葉
4月3日 (水) 相手の体を揺らす ■メモした言葉
4月4日 (木) 短いニュース ■こんなコピーを書きました
4月5日 (金) 27才への年賀状 ■メモした言葉
4月6日 (土) 背番号10代目 ■中村組OB会

4月7日 (日) ■
4月8日 (月) 大人になるにもお金が… ■こんなコピーを書きました
4月9日 (火) 非情の東西線 ■どうでもいい話
4月10日 (水) クロネコさんの言葉① ■メモした言葉
4月11日 (木) 静かなニュース ■ こんなコピーを書きました
4月12日 (金) クロネコさんの言葉② ■メモした言葉
4月13日 (土) 第15話 街中モデルハウス■なぜ私は三井ホームで

4月14日 (日) シキミ? ■どうでもいい話
4月15日 (月) 45才の父 ■ふと思ったこと
4月16日 (火) 声の記憶 ■ふと思ったこと
4月17日 (水) 英会話ノート ■外国語のお勉強
4月18日 (木) 結婚祝いは出さない、という人が….■こんなコピーを書きました
4月19日 (金) ゴールはケチャップ ■サッカーな話
4月20日 (土) 第16話 荻窪の土地 ■なぜ私は三井ホームで

4月21日 (日) 英会話ノート② ■外国語のお勉強
4月22日 (月) …損ですよ。 ■こんなコピーを書きました
4月23日 (火) コピーライターという職業 ■ふと思ったこと
4月24日 (水) 空想会議室 ■メモした言葉
4月25日 (木) 育ての親の気持ちです ■中村組OB会
4月26日 (金) 梅本さんと秋山さん ■ふと思ったこと
4月27日 (土) 第17話 住友林業の家 ■なぜ私は三井ホームで

4月28日 (日) 英会話ノート③ know ■外国語のお勉強
4月29日 (月) お金で買えないもの… ■こんなコピーを書きました
4月30日 (火) 4月の目次 ■目次

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お金で買えないもの…

さくら銀行オオサンショウウオ

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お金で買えないもののほうが、大切だったりする。

1992年 さくら銀行 
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新聞7dのシリーズです。当時どの企業も話題にしていた、企業の社会貢献(フィランソロピー)についての原稿です。ADの沢田耕一くんがなぜか「生きた化石を撮影したい」と言い出しました。シーラカンスとかアンモナイトとか。これはオオサンショウウオです。生きた化石を使って企業の社会貢献か・・・。今だから言える話ですが、これは強引なこじつけでした。「企業」を生き物だとしたら、何年も生き続けられる種もあれば絶滅する種もある。「企業という生き物は、役に立っているのか」というコピーでつなぐことで成立させることができました。ADの沢田くんは、そこまで考えていたのかな?結果的にすごくいい話が書けたと思います。うっすら読める稚拙なボディコピーも、ヘタですがいいこと言ってます、と思います。ヘッドラインの「~だったりする」という言い回しは古いですね。20世紀のコピーです。もうしばらくしたらまた使えるようになるかも。

英会話ノート③ know

英語の手帖

NHK「100語でスタート! 英会話」という番組を見た日々のメモです。

( know )
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■ I know everything about everything . (すべて知り尽くしてる)
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■ I don’t know much about  ○○ . (についてあまり知らない)
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■ I don’t know much about it . (ほとんど知らない)
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■ I know nothing . (何も知らない)
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第17話 住友林業の家

住林のテラス

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.17

(この写真は幕張メッセで行われた住友林業の住宅フェアの家のテラス。こういうのいいなぁと撮ったものです。結局こんなスペースは取れませんでしたけどね)

世田谷の住宅街に建っている、その住友林業の街中モデルハウスは素敵でした。予算が合えば即購入してもいいくらい。ま、私たちには、予算も広さも2倍くらいの家でしたけどね。吹き抜けのリビング、隠れ家のような小さな和室、陽当たりのいい大きな窓。デジカメであちこち撮りました。その写真だけ見ると、文句のない家でした。

しかし、妻は「やっぱりアレはない」と言いました。見に行ったのは3月中旬の午前中。ダウンのコートを着た、まだ寒い時期でした。妻は「家の中が寒くてダウンのコート脱げなかった」と言いました。滞在時間はせいぜい2、30分だったでしょうか。リビングのエアコンをつけてもらっていたのですが、天井の高いリビングはなかなか暖まらない。家のあちこちを見て回っても結局ダウンのコート着たままでした。

そうなんです。全館空調の三井ホームではそういうことはなかった。全館空調は常に室温をほぼ一定に保っているので、外から帰って来ても玄関も廊下も階段も家の中のあらゆる場所が一定温度に保たれています。エアコンで各部屋を暖める方式は、むしろロスが多いと思いました。

例えば、冬。室温を24℃くらいに設定しておけば、寒い季節、留守にしていても室温はそれほど下がらない。部屋ごとのエアコンだと、外出のときOFFにする。すると室温はどんどん下がる。家に帰るとその下がってしまった室温をまた24℃くらいまで上げなければいけない。フルパワーで暖めるのでその電気代もかかります。室内の温度変化が少ない。それが高気密・高断熱のツーバイフォーの得意技であり、そのツーバイフォーだから全館空調が活かせる。というわけで、中村家は三井ホームと契約することにしたのです。

梅本さんと秋山さん

コピーライターの梅本洋一さんが亡くなった。そのお別れ会で秋山晶さんがスピーチをされた。秋山さんが東京コピーライターズクラブの会長を務めていた10年間、梅本さんは事務局長として秋山さんを支えた。秋山さんは梅本さんが事務局長として支えてくれるなら、と会長を引き受けたそうだ。その梅本さんへの言葉。会場は梅本さんを偲んで多くの友人知人が集っていて、秋山さんが話し始めてもやや騒がしかった。

「梅本さんに話をしたいので、

 みなさんに背を向けることをお許しください」

と秋山さんは献花代の梅本さんの写真に向かって話し始めた。けっして声を張らず、そこにいる梅本さんに話しかけるような秋山さんの言葉。しだいに会場に静寂が広がっていった。みんな息を飲んで秋山さんの声を聞き始めた。

言葉のチカラを思い知らされた。けっして声を張らず、静かに語りかけるように話される、ピュアな秋山さんの言葉が、その会場にいた全員の心に沁みていった。

「梅は咲いたか、YMOはまだか」という梅本さんのコピーを尊敬していた秋山さん。
挨拶が終わりかけたとき、秋山さんの声が止まった。

YMO・・・・・・・

 ・・・『YMOという名前を聞くたびに、

 梅本さんを思い出すでしょう」

その絶句した数秒間が、秋山さんの本当の声なんだろうと思った。

育ての親の気持ちです

銀のクマ

うれしいニュースです!中村組のOB2名が、2013年東京コピーライターズクラブ新人賞を受賞しました!今年の新人賞は「たった10名」という狭き門でした。そのうちの2名がウチの組の出身なんですよ。これはスゴイことです。3代目:渋谷三紀さんと、6代目:吉岡丈晴くん。二人ともいろんな先輩や師匠に鍛えられてきたんでしょうが、その師匠のひとりとして、教え子が立派になった姿を見る。こんなにうれしいことはありません。育ての親の気持ちです。ひとつ胸を張って言えることは、中村組はOBになってからの連帯感が強く、コピーライターとしてのモチベーションの火を消さないようにしてきたことは、少しは役に立ったんじゃないかと思います。今年も「お祝い会」という名の、「悔しがらせ会」ができるぞ。やったー。

空想会議室

空想ディスカッション

いろんな人の「言葉」をメモしていると、共通点やある方向性が見えてくることがあります。facebookのシェアで知ったある人(の言葉)、D.カーネギー(の言葉)、ヤマト運輸瀬戸薫さん(の言葉)、と中村禎(の言葉)の4人が空想上の会議室で話し合ったらどうなるか、やってみます。
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■ D.カーネギーの言葉
ビジネスで成功する一番の方法は、
人からいくら取れるかをいつも考えるのではなく、
人にどれだけのことをしてあげられるかを
考えることである。
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■ 中村禎の反応
あの人(顧客)のために自分に何ができるかを考えることですかね。
あの人(顧客)が何を欲しがっているかを考えることですかね。
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■ facebookでシェアした人の言葉
すぐれた「営業」とは何か。

お客様はこちらが売りたいモノを買うのではなく、
お客様自身が必要なモノ、欲しいものを買うのだ。
そもそも「こちらから何か売られること」は望んでいない。
『必要性』と『所有欲』が購入欲求の正体だ。

何の悩みもなく、何も欲しがっていなければ
その人は何も購入しない。

相手の『不満』や『悩み』を徹底的に聞く。
この『徹底的に』が重要。
その『不満』や『悩み』を解決できる方法なら、聞きたいはず。
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■ 中村禎の反応
以前ヤマト運輸の瀬戸さんと同じことを言っていましたよね。
「クレームはニーズの裏返し」

クロネコさんの言葉①


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■ ヤマト運輸ホールディングス会長 瀬戸薫の言葉
クレームはニーズの裏返し。
クレームを治せば満足になる。
顧客ニーズはクレームの中にある。
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■ 中村禎の結論
いいことを思いついたからと自主プレゼンする前に、
相手の困っていることは何か、丁寧に取材、質問することが大事なんだ。
やっぱり質問力が大事だ。相手の立場に立たなければ質問もできない。
相手の中の「隠れた飢餓」に命中させること。
「隠れた飢餓」を浮き彫りにすること。
(「隠れた飢餓」という言葉は阿久悠さんの言葉です)
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コピーライターという職業

コピー年鑑たち

先日、東京コピーライターズクラブのコピー年鑑の審査会がありました。今年の年鑑編集長は小野田隆雄さん。その小野田さんからお聞きした話を思い出しました。

小野田さんが「ゆれる、まなざし」をお書きになった1977年頃(なんと35才くらいっ !)でしょうか。コピー年鑑の審査員に任命されたにもかかわらず、「まあいいや」と審査の日にずる休みをした若き日の小野田隆雄さん。あとで秋山晶さんにこっぴどく叱られたそうです。

「君はコピーライターという『職業』をやっているんだ。その職業の将来のことをもっと大事に考えないとダメじゃないか!」

秋山さんたちは、いいコピーがたくさん掲載されたコピー年鑑をつくることが、いかに大事なことかわかっていらしたのでしょう。秋山晶さんや土屋耕一さん、清水啓一郎さんをはじめとする諸先輩方たちが『コピーライターという職業』を大切に考えていてくれたおかげで、いまの僕たちがコピーライターとして「新人賞」をいただいて泣きそうになり、「クラブ賞」をとってこの職業に自信が持てるようになり、コピー年鑑に掲載されることを誇らしく思えるようになった。それは、先輩たちがこのコピーライターズクラブを守り、発展させてくれたおかげなのだと思います。そして、今年も新人賞とクラブ賞が決まりました。

…損ですよ。

正直なニュース

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正直なニュース

普通預金に
お金を貯めすぎるのは、
損ですよ。

1992年 さくら銀行 
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このコピーにOKを出してくれたクライアントに感謝です。ダメで元々、のつもりで提案しました。「損ですよ」と言わせてくれました。考えてみれば、あたり前の話で、ボーナスを普通預金に入れたままにするより、定期預金や他の金融商品に預けた方がいいですよ、と言っているだけですからね。この場合は、下の小さな吹き出しで「やっぱりボーナスはスーパーMMCね」と言っています。

よくクライアントは「このコピーは他でも言える。もっとウチでしか言えないことを言ってくれ」と言いますが、ちょっと待ってくださいと言いたい。他社に勝る商品やサービスがあるなら、それを言うべきです。でも、銀行の商品にそんなに驚くほどの差はない。だとしたらどうするか。他社より先に新しいこと、鋭いことを言えばいい、とボクは思っています。「普通預金に貯めすぎると損だ」とは、どこの銀行も言っていない。どこも言っていないのは、もしかして隠しているのかもしれない、と思われているとしたら。それを言ってくれる銀行はなんて正直なんでしょう。一番最初に言うことで、他の銀行と差別化できます。他の銀行がくやしがる、やられたっ!と思うコピーを書けばいいと思ったのです。

この一連のシリーズとテレビCMのキャンペーンで、東京コピーライターズクラブの部門賞をいただくことができました。電通に移籍してなかなか馴染めず、調子を崩して落ち込んでいた自分にとって、とても励みになる賞でした。そのことは、受賞したコピー年鑑のコメントに現れています。それをコピーライターの児島令子さんも見つけてくれていました。ある日、児島さんも同じ境遇があったから気持ちはよくわかるよと言ってくれました。(93年ドラエモンのコピー年鑑です)

英会話ノート②

NHK「100語でスタート! 英会話」という番組を見た日々のメモです。

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■ How do you say maguro in English ? (マグロって英語で何て言うの?)
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■ Is everything all right ? (うまくいってる?)
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■ We’ll keep in touch . (連絡を取り合いましょうね)
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■ Take care of yourself . (気をつけてね)
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■ Chin up . (元気だして)
■ Chear up . (元気だして)
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■ We have to catch up again sometime . (いつかまた会おう)
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