12月の目次

毎月月末は、目次の日。としてみます
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12月01日(土)    第9話 「家」を見ながら「人」を見ていた ■なぜ私は三井ホームで

12月02日(日)    昔、母の葬儀のとき ■ふと思ったこと
12月03日(月)    氷ノ国ノ人。 ■こんなコピーを書きました
12月04日(火)    阿久悠作詞憲法15条 ■メモした言葉
12月05日(水)    老いる ■メモした言葉
12月06日(木)    できれば、買いしめたい。 ■こんなコピーを書きました
12月07日(金)    猿之助さんの言葉 ■メモした言葉
12月08日(土)    第10話 住宅ローンの性能 ■なぜ私は三井ホームで

12月09日(日)    白洲正子さんの言葉 ■メモした言葉
12月10日(月)    看護婦さん、ゴメンナサイ。 ■こんなコピーを書きました
12月11日(火)    頭で見るな、目だけになれ ■ふと思ったこと
12月12日(水)    ぶ厚い手帳 ■ふと思ったこと
12月13日(木)    夕方の私は何歳に… ■こんなコピーを書きました
12月14日(金)    手書きのGoogleカレンダー ■どうでもいい話
12月15日(土)    第11話 木と鉄とコンクリートと ■なぜ私は三井ホームで

12月16日(日)    見る、聴く、嗅ぐ、触る ■ふと思ったこと
12月17日(月)    どんな、もんだ。 ■こんなコピーを書きました
12月18日(火)    パン禁止 ■どうでもいい話
12月19日(水)    本田亮さんの言葉 ■メモした言葉
12月20日(木)    36歳の私が夕方40.4歳に… ■こんなコピーを書きました
12月21日(金)    ソーシャルってなんじゃ? ■ふと思ったこと
12月22日(土)    第12話 火に強いのはどっち? ■なぜ私は三井ホームで

12月23日(日)    RIMOWAゴロゴロ ■どうでもいい話
12月24日(月)    新しくなりたくて、なりたくて… ■こんなコピーを書きました
12月25日(火)    たまにはアーメン ■ふと思ったこと
12月26日(水)    ある冬の日の二人 ■ふと思ったこと
12月27日(木)    朝の美人のまま… ■こんなコピーを書きました
12月28日(金)    ふだんの中で ■メモした言葉
12月29日(土)    第13話 途中ですが、結論その1 ■なぜ私は三井ホームで

12月30日(日)    2012年最初のページ ■ふと思ったこと
12月31日(月)    12月の目次

2012年最初のページ

2012元旦の手帳

これは2012年の手帳、最初のページです。毎年その年のテーマを書きます。一年が終わるとき振り返ってみて、できたかどうか。いつも思うだけで行動に移さず考えるだけで終わってしまうことが多かった。(昔から、「石橋を叩いても渡らない。たたき壊してしまう」と言われるくらい、いい意味で慎重、悪く言えば何もしないヤツでした)

でも今年は、ふたつの言葉のおかげで、いままでより行動的になれたんじゃないかと思います。その言葉は藤原正博さんのセミナーで聞いた話にあった『修正主義』という言葉https://baccano21.wordpress.com/2012/10/04/ )。もうひとつはfacebookで知った「習慣化できる人、できない人」という話の中の『小さなことから始めて、改善し続ける』という言葉https://baccano21.wordpress.com/2012/10/11/ )。この言葉のおかげで、少しは勇気を持って行動することができたんじゃないかと思います。

反省も多々あります。年の初めは張切っていて、いろいろ考えて動きましたが、ちょっと挫折するともうそれ以降は何も動かなくなったりもしました。そして、行動が遅すぎたという後悔もありました(これは行動しなかったと同じことだな)

できたこと、できなかったこと。考えてみれば、大事なのは「やりつづけること」なんだなと思いました。2012年のテーマでしたがこれは、これからずっと中村禎のテーマとしてやっていこうと思います(あ、言っちゃった)

第13話 途中ですが、結論その1

IMG_2705壁の内側になる場所にサインさせてもらいました

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.13

今回は予定を変更して、結論その1を書きます。この「なぜ私は三井ホームで家を建てたのか」シリーズも第何回まで続くのかも考えずに始めました。が、もし今家を建てようと考えている方がこれを読んでくださっているのなら『早い話、結論はどうなんだよ!』とイライラしてらっしゃるのではないか?という気がしてきたからです。このシリーズはまだまだ続けますが、ここで一発、結論をひとつお伝えしておこうと思います。
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ボクは三井ホームで家を建ててホントによかったと思っています。それを一番実感するのが『外から家に帰って来たとき』なんです。例えば、何日か家を空けて旅行から帰ったとき。外は寒い冬の日でも酷暑の夏でも、玄関の中に入った時、家の中の温度はほぼ24℃〜26℃くらいなんです。寒い冬は暖かいし、夏の30℃越えの外から帰ってくると涼しい。これは三井ホーム得意技の『トータル空調』のおかげなんです。『トータル空調』というのは、家の中のすべての空間をひとつの大きなエアコンで家のあちこちのダクトから空気を送り、温度湿度を調整するシステムです。そのエアコンは年中稼働している。一年中エアコンを動かしているなんて電気の無駄遣いだとお思いですか?イヤイヤイヤイヤ、昔住んでいた鉄筋コンクリートのマンションの電気代の方がぜんぜん高かったです。エアコンで一番電力を消費するのは急激に冷やしたり、暖めたりする時、つまり電源を入れるときです。一定の温度をキープしながらの運転ではそんなに電力を消費しなくていいんです。

『トータル空調』自体は『ウェルブリーズ』というTOSHIBAの製品です。なーんだ、ただの電気製品のおかげじゃないか、とお思いかもしれませんね。なぜ三井ホームがいいかというと、木の家の2×4(ツーバイフォー)だからなんです。木と2×4(ツーバイフォー)はもともと断熱性に優れている。外気温の影響を受けにくいのが特長です。(第11話参照) https://baccano21.wordpress.com/2012/12/15/第11話木と鉄とコンクリートと/   そこで『トータル空調ウェルブリーズ』を使うから、一番効果的に使えるのです。

IMG_2698ここがトータル空調の機械が入る場所の後ろです
IMG_2703この銀色の太いパイプが天井裏を巡ります

例えば、夏の暑い日。外気温は35℃だとします。屋根なんて50℃以上だったりする。そのとき、室温が35℃くらいになった部屋を25℃にするには室温を10℃下げる必要がある。10℃下げる電力が必要だということです。ところが室温がほぼ一定で27℃くらいだと2、3℃下げるだけで快適になる。寒い時も同じです。冷えきった室内を暖めるときにどれだけ時間と電力を使うか。断熱性が高いと室内の温度変化が少ない。だから『トータル空調』が効率よく使えるんです。イヤミに聞こえるかも知れませんが、この家に住むようになってから、「寝苦しい夏の夜」なんて皆無です。ニュースの天気予報で「今夜も寝苦しい夜となりますが・・・」とか言ってても、ウチには関係ありません。夏の室温は27、8℃で一晩中適温(冬は23、4℃)なのです。

今日みたいな冷たい雨の寒い日も家に帰るとホッとします。玄関に入ったらすぐコートを脱いで、寝室へ行ってそのまま部屋着に着替えられる。昔住んでた鉄筋コンクリートのマンションではコートを着たままリビングのエアコンをつけて、暖まるまでしばらくコートは着たまま、赤外線ヒーターの前でじっとしていました。

全館空調ドアこのドアの向こうに
全館空調中こんな機械が入っています

悪いことも言っておきます。でかい『トータル空調』の機械を置く半間くらいのスペース(大型冷蔵庫くらいの大きさです)が必要だというのと、毎月フィルター掃除が必要なのと、年に一回の定期点検があるくらいかな。それは家の各部屋に何台もエアコンが壁にひっついていてもメンテナンスは同じことですけどね。そんなことより、吹き抜けのリビングも寝室も、玄関も、廊下も、階段も、洗面所も。家の中はどこもだいたい同じ温度だってことのほうがどれだけ快適か。(そんなに広い家ではないんですけど快適です)

自慢話が長くなってしまいました。でも、家を建てることは一生に一度の買い物です。自慢できなくてどーするよ、とも思います。もし友だちが家を建てるならボクは、三井ホームの『トータル空調』を薦めます。

『なぜ私は三井ホームで家を建てたのか』のシリーズはまだ続く予定です。三井ホームの良くなかったところも書いていきます。正直に全部書くつもりです。そうじゃないと書く意味ないですからね。お楽しみに。

(ちなみに妻にも、同じ質問をしました。三井ホームにして何が一番良かったか? やっぱり同じ答えが返ってきました)

ふだんの中で

上荻の空

おととい、家から駅へ歩いているときに見かけた、すてきな老夫婦のことをtweetした。facebookにも書いた。そしてここにも書いた。多くの人が共感してくれた。何気ない光景に目が止まる。そのことで気持ちがふわっと軽くなる。そういうことに気づける人間でありたいと思う。忙しすぎたりイライラしたりして心がカサカサしているときは、そういうことには気づかないんだろうな。ということを考えていたら、昔、手帳にメモした言葉を思い出した。ふたりの言葉。全然別のシチュエーションの言葉なんだけど、ふと思い出したのでここに記しておきます。
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暮らしの中でちょっとした幸せを
見つけ出す努力をしないと
人は幸せを忘れてしまうんじゃないかしら

栗原はるみ
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当たり前と思っていたことが
当たり前じゃないことに気づいて
「ありがたい」と思う

マザー・テレサ
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ふだんの中で、見つける人。気づく人。でありたいもんです。

(写真は冬のある日、通勤途中の青空です。飛行機が見えたので撮ってみました)

朝の美人のまま…

デーレボ_1

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朝の美人のまま

家に帰ろう

 

2012年 資生堂エリクシール デーケアレボリューション

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化粧品のコピーに「美人」という言葉を使いたかった。とてもデリケートな言葉だから慎重に。「美人になろう」はダメだけど、「美しいままでいましょうよ」と前向きに言っているつもりでした。

「夕方の私は何歳に見えているだろう」(https://baccano21.wordpress.com/2012/12/13/)「36歳の私が夕方40.4歳になっていたなんて(https://baccano21.wordpress.com/2012/12/20/)と、この3本の中では一番気に入っていたんだけど、TCC(東京コピーライターズクラブ)の一次審査では落とされちゃった。だからコピー年鑑には掲載されません。ガックシ・・・。でも二次審査の会場で谷山雅計くんが『あの3本の中で一番いいと思ったのに、落とされちゃったんですかね』と言ってくれたのが、うれしかった。3本のコピーだけの電車内ステッカーキャンペーンは好評でした。

規模は大きくないかもしれないけど、確実に「届いた」と実感できる仕事は、とても幸せな仕事でした。

ある冬の日の二人

帽子にコートのおじいさんが杖をつきながら自宅からでてきた。門の所でおばあさんが見送っている。杖だからよっこらよっこら歩いてく。曲がり角まで来たとき、おじいさんは家の方を振り返り、杖を高く挙げた。おばあさんに、「行ってくるよ」と挨拶するかのよう。角を曲がるまで見送るおばあさん。曲がり角で振り返るおじいさん。いい夫婦だなぁ。

たまにはアーメン

IVYホールチャペル

結婚式を挙げたチャペルで毎年クリスマスイヴに行われている『クリスマス讃美礼拝』に行ってきました。家は浄土真宗だしボク的には無宗教なのですが、クリスマスディナーもあるというのと7年前の結婚式を思い出す意味で行ってきました。チャペルに響く牧師さんの話をきいていて、早い話、みんなでしあわせになりましょう、ってことだよなと思いました。仏教もキリスト教もイスラム教もみんな、しあわせになりましょうって言っているのになんで憎み合ったりしちゃうんだろう、と思ったのでした。アーメン。

おまけ:この『クリスマス讃美礼拝』は基本的にこのチャペルで式を挙げた夫婦に案内状が届きます。今回は結婚20年のご夫婦もいらしてました。ボク達の式を担当してくれた方もまだいらっしゃって、当時のことを覚えていてくれる。(結婚記念日に毎年手書きのお葉書( http://bit.ly/VgoPGg )をくださる牧師さんは体調が思わしくないらしくお会いできませんでしたが)夫婦がクリスマスに揃って出かける場所があるってのは、いいもんだなと思いました。初心忘れるべからずですかね。

新しくなりたくて、なりたくて

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新しくなりたくて、なりたくて、なりました。

新しいとらばーゆ

1984年 とらばーゆ 信号待ち篇30秒ナレーション
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サン・アドではCMもコピーライター、アートディレクター、CMディレクターでつくります。この3人で企画しながら、CMディレクターは仕上がりを想像しながら、演出コンテを頭の中で描きながら、3人で企画していきます。

このとらばーゆのCMは、その当時のいろんなCMを見ていて、「なんか違うことやりたいな」と漠然と思っていました。そこで、今村直樹CMディレクターに「モノクロでやりたい」「ワンカットで30秒をやりたい」と提案してみました。

モノクロ。信号待ちをしているサングラスの女性。
スーツ姿。顔のアップ。
隠し撮りのようなドキュメンタリーのような映像。
信号が変わると、サングラスをはずし、
ビジネス用の眼鏡にかけ替えて歩き出す。ただそれだけの30秒。
『新しくなりたくて、なりたくて、なりました。新しいとらばーゆ』
というナレーション。

まだ20代の若造たちで企画したCMでした。当時のサン・アドでは、最初の企画を通した人間がCDをやるのがふつうでした。とらばーゆの仕事は前田敏英プロデューサーが自ら獲得して来た仕事だし最初の自主プレをしたメンバーでやるのです。ここには葛西さんでさえ入れません。いま思うと、若造だけでやったので、完成度に粗い部分やイマイチな部分もありましたが自分たちで責任を持つ、という経験は貴重なものだったと思います。

蛇足:サン・アドの仲畑チームには、『新商品のチラシやカタログのコピーを書いた人間がその商品の全キャンペーンのコピーを書く』という決まりがありました。チラシやカタログのコピーは若い人、メインのキャンペーンは大御所が書く、な〜んてやっていると、いつまでたっても育たない。というのが仲畑さんの持論でした。人を育てるのは、先輩が手取り足取り教えるのではなく自分で責任を取らせる、というやり方のほうがいい、という考え方だったと思います。ボクはそういう場所にいられて良かったなと思います。

 

RIMOWAゴロゴロ

REMOWA

キャスター付きのRIMOWAのスーツケース。家から駅に向かう時、あのゴロゴロゴロゴロ引きずる時の音が近所迷惑なんじゃないかといつも気になる。アスファルトの凸凹で結構な音がする。タイルのようなレンガのような商店街に差し掛かるとこれまたガタゴトうるさい。スーツケースの中の空いたスペースが空洞だから太鼓のように音が響いているようにも思う。いつも気を使って申し訳なく思っていたが、ふと気づいた。うるさいのは少しの間だけで、ボクが歩いて通り過ぎればそんなにずっとうるさいわけではないのかもしれない。むしろ、うるさく感じているのはスーツケースをずっと引っ張っているボク自身だけなのかもしれない。そうだ、ボクだけなんだ。そう思うと少し気が楽になった。しかし、路側帯の白線に片方のホイールを乗せると少し静かになったりするなぁ、とか、やっぱり気を使ってしまう。

第12話 火に強いのはどっち?

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.12

木と鉄はどっちが火に強いか。
そりゃ、鉄の方が強いでしょ、木は燃えちゃうでしょ。と思っていました。
でも、木の家2×4の三井ホームがわざわざ実験して見せるんだから、
木のほうがいいと言いたいんだろうけど。
と思いながら実験が始まりました。

スクリーンショット(2012-12-12 19.17.57)

木材は2×10(ツーバイテン)材を2枚重ねたもの(76×235㎜)
それに対して、 同じ厚さの鉄骨。
それぞれに200kgの重りを乗せてバーナーで燃やします。
何分たったか両者ともエライコッチャ状態なんですが、
ある瞬間から鉄の方が真っ赤に焼けて曲がり始めたのです。
溶けてきたんですね。
一方、木の方は真っ黒になって火の粉も散っているんですが
真っすぐふんばっている。

火を止めて、この写真が実験後の無惨な鉄骨。

燃えた鉄

もうひとつの写真が木材の燃えた部分を切断したもの。

燃えた木

木の外側が焦げていますが、中は燃えていないんです。
これは意外でした。木は燃えて折れると思っていたのに。

ふ〜ん、木って案外強いんだな、と思いました。が。
でもなぁ・・・ここまでの火力で燃えたら、
どっちにしても家は全焼だろうし、
むしろ全焼じゃないと火災保険が下りないって聞いたことあるし。
ま、鉄より木が強い、というよりも、
木もなかなか強いでしょ、ってことだな。

木の家ってのが良さそうだ、とは思い始めてきたけど、
耐震性はどうなのよ?と次のブースへと向かったのでした。

追伸:「燃えにくい」というのは(当たり前だけど)実は大事で、自分の家が燃えたとき、隣家に延焼しちゃうとこれがタイヘンなことになるし、隣りが燃えたのがウチに燃え移るとこれまた困った話だし。ま、三井ホームだけじゃないだろうけど、家の中から火がでても外に燃え広がりにくい、隣りが燃えても燃え移られにくい、という説明は受けました。幸い、ウチの敷地は両隣も三井ホームなので燃え移られることはなさそうw