第15話  街中モデルハウス

【長い間お休みしていてスイマセンでした。このシリーズはまだ終わっていません。がんばります】

成城の白い壁

なぜ私は三井ホームで家を建てたのか vol.15

この写真はモデルハウスのものです。街中モデルハウスの写真も撮ったのですが、今はどなたかがお住まいになっていると思うので、こっちにしました。

実験ツアーなどに参加しながら、三井ホームに気持ちは傾きつつありましたが、同時に他社の家も見ていました。三井ホーム主催の実験ツアーでは自社のいい所を見せる。いい所しか見せない、とも言える。まず、どこかの話を聞いた上で他社を見る。そうすることで、その「良さ」が、どこでもあることなのか、特別のことなのかがわかると思うのです。すべての住宅メーカーを勉強し尽くすことはできないし、そんな時間はなかった。比較できるのはせいぜい2、3社だと思います。

そんな時に営業マンの人が「杉並に実際に建てたモデルハウスがあるのですが、見に行きませんか?」と言って来た。住宅展示場のモデルハウスは正直大きすぎる。あんなに大きな敷地はウチの場合、あり得ない。そういう理想型だけを見て惚れてしまうのは危険だとは思っていました。以前展示場めぐりをしていたとき、三鷹の「ドリーム」という大きな敷地の贅沢なつくりの家と「リアル」という現実的なそこまで大きくない土地でリーズナブルな装備のモデルハウス、両方を見に行った時、とある住宅メーカーの「ドリーム」と「リアル」の差に愕然とした記憶があったから。単に広さの問題ではなく『質感』があまりにも違っていた。住宅の素人でも床材や壁の質感の違いはわかります。いくつも展示場を見て回ることで目が肥えて来たのかもしれません。つまり、三井ホームも住宅展示場の贅を尽くしたモデルハウスだけ見るのではなく、街中の狭い土地に建つ「リアル」な家を見る必要があると思っていました。よそ行きの服を着たモデルハウスの豪華な雰囲気に惑わされず、街中に建つ実際販売される普段着の家も見ておくべきだ、と記しておきます。

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